2015年 12月 16日
ミュンヘンの交通 |
思い返すと、日本で住んでいた家は東京のかなり片隅で、最寄りの駅まで歩いて15分以上…そこから都心に出るまで1時間近くかかっていました(そもそもあまり都心に出ることなかったですが)
それが今では、家から数分の最寄りのトラム(路面電車)からミュンヘンの中心、Marienplatzまで30分ほどで着いてしまいます。
首都・東京と違い、地方都市ミュンヘンはなんだかこじんまりとしていて…「大いなる田舎」と呼ばるだけのことはあります。
Marienplatzも、どことなく素朴な雰囲気…大都会は苦手な自分にとって、ちょうど良い「田舎具合」なのです(^^)
そして、出かけるときにさらに便利なのがミュンヘンの交通システム。
Sバーンという近郊電車と、地下鉄Uバーンとトラムと市バスが連携して、ミュンヘン交通連合(MVV)を形成しています。
トラムでも地下鉄でもバスでも、一度乗車券を買えば、乗り換えの度に買い直さなくてもOK。(まあ、日本でもsuicaになってからは一枚で全部乗れるので同じようなものでしたが)
電車やトラムの本数も多くて、ちょっと待っていればすぐに電車が来ます。乗り継ぎも分かりやすくて、まだ右も左もわからないような自分でも、駅名さえ分かればどの駅にでも行くことができるのです。
ちなみに、電車にしろ、トラムにしろ、ドアは自分で開けます。(閉まる時は自動)
時々そのことを忘れてぼ〜っと待っていて、開かないことに気付いて慌てて開けたりしています。
このMVV、私にとってポイントが高いことは乗車券を通さなくても改札を通れるということ。改札の度にカバンを探して乗車券を出すという作業をしなくていいのは思った以上に楽チンです(^^)
乗車券を通さなくても改札を通れるということは…そう、乗車券を買わずに簡単に電車に乗れてしまうということ。しかし、そのことが発覚すると70ユーロの罰金が課せられます。
時々チケット拝見の人がやってきてチェックします。
これはもちろん不意打ち。駅員さんの制服を着ているわけではなく、普通の乗客のような振り(?)をしている人が突然「乗車券を見せてもらうぞ」みたいなことを言ってチェックを始めます。なんだか、私服警官のよう…
日本のチケット拝見って、駅員さんが丁寧に帽子を取ってお辞儀して「恐れ入りますがチケット拝見します」という感じじゃないですか?
こちらはそれに比べると「我々はチケットチェックをしに来たぞ!見せてもらおうか」というような具合で、日本とはかなり雰囲気が違います(・・;)
ミュンヘン在住1ヶ月で2回遭遇しました。
私の場合はよく乗るので、長期間有効チケットを買ってあり、もし家に忘れてきていても気付かずに乗ってしまうということが起こり得ます。なので、いつも乗車券を忘れないように気を付けています。「忘れたのです」と言っても、持っていなかったら罰金ですから…
by hitomipitschi
| 2015-12-16 14:50
| ドイツの暮らし